教育沼を書いていると、
「小さい頃から何か特別なことをしていたんですか?」
と聞かれることがあります。
でも正直に言うと、私が欲しかったのは学力ではありませんでした。
英語でもない。
先取りでもない。
幼児教育への強い憧れでもない。
私が欲しかったのは、
コツコツ続ける習慣でした。
私はコツコツできるタイプではなかった
学生時代を振り返ると、私は決してコツコツ努力するタイプではありませんでした。
テスト前に頑張る。
締切が近づいてから焦る。
典型的な追い込み型です。
もちろん、それで何とかなっていた時期もありました。
でも大人になって振り返ると、
「毎日少しずつ続ける力」
の方がよほど大切だった気がするのです。
だから子どもには、
勉強ができる子より先に、
続けられる子になってほしいと思っていました。
私の先生は七田式ではなくロザンだった
今でも覚えている話があります。
京大出身のお笑いコンビ、ロザンのお二人がテレビで話していたことです。
参考書を買ったら、
まず一日何ページ進めるかを決める。
そして、その量だけやる。
調子が良いからといって明日の分までやらない。
やりだめをすると、必ずサボる日が出てくるから。
私はこの話にものすごく納得しました。
さらにもう一つ。
今でも忘れられないエピソードがあります。
昔の家電って、ものすごく分厚い説明書が付いていましたよね。
ロザンのお二人は、
その説明書を全部読み終わるまで使い始めない
と言っていたのです。
私は衝撃でした。
いや、普通は触りながら覚えるじゃないですか。
ボタンを押しながら試すじゃないですか。
でも彼らは違った。
先に理解する。
先に土台を作る。
近道をしない。
私はそこまでできる人間ではありませんでした。
だからせめて子どもには、
少しずつ積み上げる感覚を身につけてほしいと思ったのです。
本当は公文をやりたかった
実は当時から公文には興味がありました。
兄が通っていたからです。
私はやっていませんでしたが、兄はとても優秀でした。
特に真ん中の兄。
だから私は、
「公文っていいのかもしれない」
というイメージを持っていました。
ところが問題がありました。
近くの教室が4歳からしか受け入れていなかったのです。
4歳までの空白期間をどうするか
じゃあ4歳になるまで何もしないのか。
私はそれが少し気になりました。
学力を伸ばしたいわけではない。
でも習慣は作りたい。
だったら家でやればいい。
そう思いました。
目的は先取り学習ではありません。
机に向かうこと。
毎日やること。
当たり前に続けること。
その練習です。
七田式を選んだ理由
そこで選んだのが七田式のプリントでした。
理由はいくつかあります。
まず、カラフルだったこと。
幼児でも見やすい。
取り組みやすい。
そして何より、
一日三枚で終わる。
これが大きかった。
ちえ。
もじ。
かず。
それぞれ一枚。
全部合わせても三枚です。
終わりが見えている。
親も気が楽。
子どもも気が楽。
これが私には理想的でした。
プリント形式が好きだった
もう一つ大きかったのは、
プリント形式だったことです。
私は昔から冊子型のドリルが少し苦手です。
終わったページも残る。
本棚にたまる。
場所を取る。
当時の我が家は賃貸。
今思えばかなりコンパクトな家でした。
だから、
終わったら捨てられる。
これが本当にありがたかった。
今でも切り離せないドリルを見ると、
ちょっとだけ躊躇します。
結局買うんですけどね(笑)
実は慌てて始めた
教育熱心な母だと思われるかもしれませんが、
実態は全然違います。
七田式推奨年齢は2歳半。
でも私は少し遅れました。
気づいたら、
「あれ?もうすぐ3歳じゃない?」
と焦ったのです。
たしか2歳の誕生日から10か月くらい経った頃でした。
完全に慌てて始めました。
効果を感じたことはない
ここで期待されるのは、
「急に賢くなった」
みたいな話かもしれません。
でも正直、そんな記憶はありません。
むしろ覚えているのは生活の方です。
当時は共働き。
しかもまだコロナ前。
毎日出社していました。
朝も今よりずっと早い。
さらに家も狭い。
誰か一人が起きれば全員起きる。
そんな環境でした。
だから朝の時間を活用してプリントをする。
そこに大きな価値があった気がします。
続いた理由は「三枚しかやらない」こと
振り返ると、
続いた理由は教材そのものではありません。
ルールでした。
三枚は三枚。
それ以上やらない。
今日はやる気がある。
もっとやりたい。
そう言われてもやらない。
「続きは明日ね」
と言う。
楽しみは残しておく。
私はロザン理論をひたすら守っていました。
旅行先でも三枚
今思い返すと少し笑います。
旅行にも持って行っていました。
ホテルでもやる。
休日もやる。
旅行中もやる。
もちろん三枚だけです。
当時は子育ての余裕はありませんでした。
でも時間の余裕は今よりあった。
だからできたのかもしれません。
やめようと思ったことは一度もない
これは意外かもしれませんが、
本当にありません。
やめようと思ったことがない。
大変だった日もあります。
眠い日もあります。
でも、
量が少ないから続けられた。
そして目的が学力ではなく習慣だったから続けられた。
そう思います。
振り返れば大成功だった
正直に言います。
七田式で何をやったかはあまり覚えていません。
最初の問題なんて全然思い出せない。
今も家に新品があるのに思い出せない(笑)
でも一つだけ胸を張れます。
習慣化は成功しました。
簡単なことから始める。
少ない量を続ける。
楽しみを残す。
毎日やる。
結果的に、その考え方は公文にもつながり、
今の家庭学習にもつながっています。
最大の問題は第3子
ただ、一つだけ問題があります。
次女です。
長男にはやった。
長女にもやった。
でも次女はもう3歳。
まだ始めていません。
昔の私なら、
「3歳になる!やばい!」
と焦っていたはずです。
今の私は、
「まぁ……いっか。」
と言いながら毎日を過ごしています。
これが3人育児のリアルです。
次回予告
習慣沼② 3歳半から続いている公文沼
七田式で作った「毎日少しだけ」の習慣。そのバトンを受け取ったのが公文でした。我が家が今でも公文を続けている理由について書こうと思います。

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