軽い相談のつもりでハマった幼児教室沼 教育沼④

教育沼シリーズを書いていると、自分でも不思議になります。

前回の記事では、長女を見ながら

「もしかしてこの子、もう少し違う環境も合うのかもしれない」

と思い始めたところまで書きました。

とはいえ、この時点の私はまだ受験を決意していません。

むしろ、

“とりあえず話を聞いてみよう”

くらいでした。

教育沼にハマる人って、最初から沼に飛び込むわけじゃないんですよね。

たいてい、

ちょっと足を浸けてみる。

そのつもりなんです。

私もそうでした。

教室選びのための情報収集だった

当時の私たち夫婦は、小学校受験について少し調べ始めていました。

とはいえ、本当に入り口です。

どこの教室があるのか。

何歳から始めるのか。

費用はどれくらいなのか。

その程度。

私の中では、

「入るとしても年中になってからかな」

くらいの感覚でした。

むしろ、その日は

教室選びのための面談

でした。

比較検討です。

1社だけで決めるつもりもありません。

他の教室にも相談に行く予定でした。

だから私の脳内では、

すでにスケジュールが組まれていました。

A社に行く。

B社にも行く。

比較する。

その後で判断する。

普通に考えればそうです。

ところが現実は違いました。

夫はいつものようについてきた

ちなみに夫はというと、そこまで乗り気ではありませんでした。

反対していたわけでもありません。

熱心だったわけでもありません。

しいて言えば、

「必要なら行くよ」

タイプです。

子どものためなら動く。

でも自分から先頭を走るわけではない。

そんな人です。

だからこの日も、

私に連れられて来たようなものだったと思います。

正直、夫婦揃って

「今日は情報収集の日」

くらいに思っていました。

面談で言われた予想外の言葉

面談の中で、長女は名前や年齢、好きなものなどを聞かれました。

今となっては普通のことに聞こえるかもしれません。

でも当時の私は驚きました。

なぜなら、長女が想像以上に普通に答えていたからです。

そして面談担当の方から言われたのが、

幼稚園受験も十分射程圏内に入る。

そんな趣旨の言葉でした。

もちろん実際の言葉は違います。

でも私たち夫婦の受け取り方としては、

そんな感じでした。

私は正直衝撃でした。

だって、その日の目的は小学校受験の相談だったのです。

幼稚園受験なんて考えたこともありませんでした。

むしろ、

「え、幼稚園受験ってそんな世界なんだ」

という感じ。

戸惑いの方が大きかったと思います。

気づけば娘が授業に参加していた

その日、ちょうど教室では授業が行われていました。

最初、長女は入りたがりませんでした。

まあそうですよね。

知らない場所です。

知らない先生です。

知らない子どもたちです。

親の後ろに隠れながら様子を見ていました。

私はその姿を見ながら、

「そりゃそうだよね」

と思っていました。

ところが時間が経つにつれて変化がありました。

少し近づく。

少し見る。

少し座る。

そしていつの間にか机に座っていたのです。

最終的には授業に参加していました。

たぶん20分くらいだったと思います。

すべてを決めた一言

帰り道。

私と夫は長女に聞きました。

「楽しかった?」

すると即答でした。

「楽しかった!」

続けて聞きます。

「もう一回行きたい?」

「うん!」

それで決まりました。

びっくりするほどあっさり。

我が家は子どもに決定権を持たせる

我が家には、夫婦で決めていることがあります。

習い事は体験してから決める。

そして最後は本人に選ばせる。

もちろん何でも好き放題ではありません。

費用もある。

送迎もある。

現実的な制約もある。

でも、

「やらされる」

より

「自分で選んだ」

の方が長続きすると思っています。

だから、その日も同じでした。

親としてはまだ迷っていました。

でも長女は迷っていませんでした。

楽しかった。

また行きたい。

それだけ。

幼児教室を選んだというより、選ばされた

今振り返ると笑ってしまいます。

比較検討する予定でした。

他の教室も見学する予定でした。

冷静に判断する予定でした。

全部その予定だったんです。

でも気づけば入会していました。

私が決めたというより、

長女が決めた。

そんな感覚です。

そして今思えば、

この日が教育沼の大きな分岐点でした。

学区沼。

くじ運沼。

才能沼。

それまでは考えるだけでした。

でも幼児教室に通い始めることで、

教育は思考から行動へ変わったのです。

もちろん、この時点ではまだ知りません。

この先、自分が幼稚園受験という未知の世界に足を踏み入れることになるなんて。

次回

教育沼⑤ 選択肢を増やしたくてハマった幼受沼

「小学校受験の相談」のつもりだった私たちが、なぜ幼稚園受験に挑戦することになったのか。そのときの夫婦の葛藤と計算について書こうと思います。

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