私が教育沼に落ちるきっかけは、実は受験ではありません。
住む場所でした。
私はもともと、小学校受験にはあまり興味がありませんでした。
自分自身が中学受験組だったこともあり、
「公立小学校から中学受験で十分」
と思っていたのです。
だから長男が生まれたときも、小学校受験はまったく考えていませんでした。
その代わり私たち夫婦が考えたのは、
どこで子育てするか。
つまり環境です。
港区というブランドに惹かれたわけではない
誤解されそうですが、私は港区というブランドに憧れて住んだわけではありません。
むしろ逆です。
港区と聞くと、
- お金持ち
- タワーマンション
- インターナショナルスクール
- 高級車
そんなイメージを持つ人も多いと思います。
実際、港区にはそういう世界があります。
でも我が家は港区では完全に庶民です。
いや、庶民どころか底辺。
50㎡のマンションに5人家族。
教育系インフルエンサーママが見たら卒倒しそうな広さです(笑)
実際、会社の人にもかなり驚かれます(笑)
それでも港区から離れようとは思いませんでした。 なぜなら、結婚してからずっとこの街に住み、この街で子育てをしてきたからです。
他の区も検討した
もちろん住宅購入のときには他のエリアも見ました。
文京区。
千代田区。
真面目な教育家庭が多そうなイメージのある区です。
一方で中央区はあまり候補になりませんでした。
当時は子どもの増加ペースがすごく、なんとなく避けました。
新宿区も候補外。
私が一人暮らしの時に住んでいましたが、夫が街の雰囲気をあまり好まなかったのです。
渋谷区も検討しました。
でも現実的な価格帯で納得できる物件に出会えませんでした。
(結局、千代田区と文京区もなんだけど)
結局、環境を変えたくなかった
家探しはほぼ私が主導しました。
実は私は独身時代にもマンションを購入した経験があります。
不動産購入自体に抵抗はありませんでした。
その頃の私の軸は単純でした。
環境を変えたくない。
これだけです。
保育園。
近所の公園。
通い慣れたスーパー。
子どもたちが知っている風景。
それを失いたくありませんでした。
そんなとき、ご縁があり中古マンションの話が来ました。
しかも当時としてもかなり良い条件でした。
今思い返しても、本当に運が良かったと思います。
賃貸からわずか70メートル
引っ越しといっても、実際には大げさなものではありません。
以前住んでいた賃貸から約70メートル。
本当にすぐ近くです。
だから長女の保育園も変わらない。
生活動線も変わらない。
知っている街のまま。
私はそのとき心から思っていました。
これで長期的教育環境も確保できた。
と。
学区を選べば安心だと思っていた
当時の私は単純でした。
中学受験率の高い学区に住む。
↓
似たような思想の家庭の子が集まる。
↓
教育熱心で落ち着いた小学校になる。
↓
中学受験まで切磋琢磨して穏やかに過ごせる。
そんなイメージを持っていました。
だからこそ、小学校受験を考える必要なんてないと思っていました。
環境はもう買った。
そう思っていたのです。
そして教育沼の入口が見え始める]
ところが現実は、そんなに単純ではありませんでした。
長男が小学校に入学します。
私はそこで初めて気付きます。
学区を選ぶことと、
教育環境をコントロールすることは、
まったく別の話だったのだと。
同じ学校でも、
同じ学年でも、
同じクラスでもありません。
どんな先生と出会うか。
どんな友達と出会うか。
どんなクラスになるか。
そこにはどうしても運の要素があります。
後に私が
「くじ運沼」
と呼ぶことになる世界でした。
当時の私はまだ知りません。
学区を選んで終わったと思っていた教育が、ようやく始まろうとしていたことを。
次回予告
教育沼② 公立小学校に通わせて気づいたくじ運沼
学区を選べば安心だと思っていた私が、小学校入学後に初めて気付いた「運」の存在。
どんな先生と出会うのか。
どんなクラスになるのか。
どんな友達と関わるのか。
家を購入したときには想像もしていなかった、公立小学校のリアルと向き合った話です。

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