保育園に感謝しながらハマった環境沼 教育沼⑦

幼稚園受験でご縁をいただけなかったあと、私は次の選択を迫られました。

このまま保育園に通うのか。

それとも新しい環境を探すのか。

正直に言うと、このときの葛藤は受験そのものより大きかったかもしれません。

なぜなら我が家は保育園に何の不満もなかったからです。

むしろ大好きでした。

保育園は働く親の味方だった

私は今でも思っています。

保育園がなければ、我が家の3人育児は成立しません。

園の方針はとても明確でした。

「働く親をサポートする」

その姿勢が徹底していました。

特にありがたかったのは費用面です。

我が家は子どもを3人ほしいと思っていました。

だから自治体の子育て支援は住宅選びの判断材料でもありました。

長女は結果的に保育料負担がほとんどありませんでした。

さらに、

遠足。

夏祭り。

季節行事。

保護者会。

イベント。

とにかく追加料金がほぼない。

今思い返しても本当にありがたい環境でした。

保育園が育ててくれた長男

長男のときは特にそう感じました。

トイレトレーニング。

お箸の持ち方。

集団生活のルール。

正直に言います。

私はほとんど教えていません。

保育園が教えてくれました。

だから今、次女のトイトレで悩んでいます。

本当に悩んでいます。

長男のときは、

「気づいたらできていた」

くらいの感覚だったからです。

改めて思います。

あれは保育園の先生方の力だったんだな、と。

いつの間にか家族みたいな存在になっていた

保育園って不思議です。

毎日会います。

子どもの機嫌も知っている。

親の仕事状況も知っている。

下の子が生まれたことも知っている。

体調を崩したことも知っている。

我が家の場合、長男の頃からお世話になっていました。

妊娠中から知ってくれている先生もいました。

だから次女が生まれた頃には、

もはや親戚みたいな感覚でした。

何かあったら相談できる。

会えば安心する。

そんな存在です。

それでも迷い始めた

だからこそ苦しかったのです。

もし保育園に不満があったなら簡単でした。

環境を変えよう。

それで終わりです。

でも違いました。

先生は素晴らしい。

友達もいる。

長女も楽しんでいる。

特に長女は担任の先生が大好きでした。

毎日のように先生の話をしていました。

卒園ではないのに、

まるで卒園する子みたいに。

それくらい大好きでした。

今でも時々その先生の名前が出てきます。

環境を変える理由は親のエゴだった

結局のところ、

環境を変えたいと思った理由は親の私でした。

もっと合う環境があるかもしれない。

もっと伸ばせる場所があるかもしれない。

そんなことを考えていました。

もちろん今でも、

それが正しかったかどうかはわかりません。

でも当時の私は本気でした。

長女の将来を考えていました。

結果的には親のエゴなのかもしれません。

ただ、親になるとエゴと愛情の境界線は本当に難しいと感じます。

先生方は反対しなかった

転園を考え始めた頃、担任の先生には相談していました。

受験することも。

別の園を考えていることも。

だから突然の話ではありませんでした。

先生方は誰一人として否定しませんでした。

むしろ、

「長女ちゃんならそう思います」

と言ってくださいました。

歴代の先生方も同じような反応でした。

その言葉に何度も救われました。

退園の日

退園の日のことは今でも覚えています。

私は泣きました。

普通に泣きました。

大号泣です。

長男の卒園でも泣いたけれど、それとは少し違う涙でした。

自分で決めた選択なのに。

それでも悲しかった。

先生方も泣いてくれました。

特に印象に残っている言葉があります。

「お母さんは次女ちゃんの卒園までいると思っていました」

私は思わず笑いました。

だって私もそう思っていたからです。

本当にそう思っていました。

今でも感謝しかない

環境を変えたことに後悔はありません。

今の園にも感謝しています。

でも同時に、

保育園への感謝は今もまったく変わりません。

あの保育園があったから今の我が家があります。

長男も。

長女も。

次女も。

そして親である私たちも。

育ててもらったと言っていいくらいです。

実は今も安心している

これは少し不謹慎かもしれませんが、

私は今でも思っています。

もし何かあったら、あの保育園がある。

そう思うだけで安心します。

もちろん簡単に戻れるわけではありません。

でも、

「帰れる場所がある」

という感覚は親にとって大きい。

最高の環境だった。それでも探してしまった

保育園は最高でした。

本当にそう思います。

でも最高の環境と、

その子に合う環境は必ずしも同じではない。

だから私は迷った。

だから私は探した。

そして気づけば、

また次の沼に足を踏み入れていました。

幼稚園探しの沼です。

保育園への感謝を抱えたまま、

私は長女に合う場所を探し始めることになります。

次回 教育沼⑧ 得意を伸ばしたくてハマった幼稚園探しの沼

「保育園で十分幸せそうなのに、なぜさらに別の園を探したのか」。親の欲なのか、それとも選択肢なのか。自分でも答えの出ないまま、園探しを始めた話を書こうと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました